【練習方法あり】クラブバランス日本一のジャグラーが教える バランスをやるべき理由3つ

(このページの作成日時は2019/04/01です。)

こんにちは、hktkです!

ジャグリングのルーチンを作る上で一番悩ましいのは「技のバリエーション」ですよね?

今日は、簡単に技のバリエーションを増やせるTipsを紹介します。

新奇性や難易度を求める方は、参考にしてみてください!

この記事の目次

1.バランスって何?

バランスとは、道具が倒れないようにキープし続ける技術のことです。

倒れそうで倒れない、そのハラハラ感で否が応でも盛り上がります!

バランスをしながら技をすることによって、技の難易度を劇的に跳ね上げることができます。
そんなバランスの超人技は、次の動画を見てみたらきっとわかるはず・・・。


2:48からが脅威のバランスジャグリング!(もちろん、バランス以外のジャグリングがすごいのは言うまでもありません!)

2.なぜバランス? バランスのメリット3つ

メリット① 空いている部分を使える

ある調査では、ジャグリングをしている間、空いている部分があるジャグラーは9割を超えるそうです。特に頭周り(おでこ、鼻の頭、頭頂、顎)が空いている可能性がトップレベルで高いそうです。

この空いている部分を使えば、それだけで難易度を上げることができる!これは使うしかありませんね。

メリット② 見栄えと難易度が逆比例

ジャグリングにおいて、扱う道具が大きくなったり重くなったりすると、難易度も高くなることが一般的です。(エクサボールでルーチンをすることを想像してみてください)

ですが、一般的にバランスでは扱うものが長くなればなるほど安定しやすくなるといわれています!

大きいものを扱って、見た目の難易度は上がるのに実際の難易度は下がっている、ジャグラーにとっては夢のような技、それがバランスなのです。

メリット③ ユニーク性が高い

海外のジャグリングイベントでは、バランスはかなり一般的です。

例えば、ジャグリングの国際大会として名高いIJA会場では、バランスのエンデュランスは超盛り上がる演目です。バランスをしながら座る、一回転するなどの指令が司会から出され、クリアする都度客席から大きな歓声が上がります。

一方、日本のジャグリングシーンではバランスはまだまだ一般的ではありません。日本最大のジャグリングイベントJJFでも、バランスのエンデュランスが開催されたのはたった1回です。

この記事を見ている目ざとい方々なら、このブルーオーシャンを狙わない手はありません!

3.バランスの練習方法

練習方法① バランスする道具の選び方

バランスする道具は、なるべく長めで直線的なものを選びましょう。

よく使われるクラブは、先が丸く先端が見づらいため実はバランス初心者にはおススメ出来ません。デビルスティックや、新聞紙を丸めたものなど、先端が見やすいものを使って練習をしましょう。

練習方法② バランスの始め方

バランスを初めて練習し始める人はとにかく「乗せて、手を放して、バランスをする」ことを繰り返しがちです。

ですが、これって実は非効率なんです!

バランスをするにあたって大事なことは「バランスが取れている場所を把握すること」

道具を乗せて、手を放してすぐに道具が傾き始めてしまっている場合、それはそもそもバランスが取れていないことを意味しています。

まずは、手を放してもしばらく安定するスウィートスポットを探すことを目指しましょう。

練習方法③ 調整の仕方

スウィートスポットを見つけたら、そのスポットに維持することが肝要です。
とはいえ、放っておくと道具は倒れてしまいます(涙)。倒れ始めた道具をバランスするには調整が重要です。

「調整なんて体で覚えるしかない」と思っている方に朗報です!今日は特別にその調整の極意を教えてしまいます。

その極意とは「少し行き過ぎるくらいまで動いてから、さっと戻す!」です。

調整のイメージは次の動画を参考にしてください。

4.難易度を上げる

ある程度バランスができるようになってきたら、次のステップ「動かせる部位を制限しながらバランスをする」です。

高難易度① 足を動かさない

地面に置いたリングの中に立ち、その円から出ないようにバランスをしてみましょう

高難易度② 上半身を動かさない

腹筋をするときのように、頭の後ろで手を組んでみましょう。これにより上半身の動かせる範囲がかなり制限されるため、バランスのいい練習になります。

これができたら極限まで動かせる範囲を減らしていきましょう。頭の後ろで手を組む→座る→寝転ぶの順で制限を増やしていきます。これらをクリアできたらバランス1級

高難易度③ バランスしながら何かする

バランスがある程度できるようになったら、いよいよ「バランスをしながらジャグリングをする」に挑戦です。でも、ここで少し待ってください。

おそらく、「バランスしながらジャグリングする」を目指す人はそれなりにジャグリングがうまい人なのでしょう。

だからと言って、いきなり「バランスしながらジャグリングをする」を目指すのはハードルが高いです。

例えば「バランスができる」という技術と「3ボールでカスケードができる」はそれぞれ別の技術ですが、それぞれができるようになったからと言ってすぐに「バランスしながら3ボールでカスケードができる」わけではありません。「バランスをしながら何かをする」というのは、それらとはまったく別の技術なのです。

試しに「バランスをしながら」それぞれの道具の一番初歩的な技(ボールで言えば「1ボールの手渡し」レベル)をやってみてください。

意外とできないのではないでしょうか?

「バランスをしながらいきなり3ボールカスケードをする」というのは難しいのです。「バランスをしながら、また1ボールのトスからカスケードを習得しなおす」くらいの心持ちで、徐々にできることを増やしていきましょう!

ジャグリング初心者時代を思い出して練習することは、きっと後輩を指導するときにも役に立つはずです。


まとめ

いかがでしたか?

技のバリエーションを増やすのに簡単な方法は「既存の技に、何でもいいから一つ加える」ことです。

これをすれば「まったく新しい動きを考案する」ことをしなくても、オリジナル技と言い張ることができます!

ぜひ、既存の技にバランスを加えてオリジナル技をどんどん生み出してみてください!