はじめに
この記事は、空きロッカーや靴箱を探す際に「53」や「441」や「531」を探してしまう人向けの記事です。
そうではない人は、日本ジャグリング協会の「サイトスワップについて」のHPを見てから読むと理解が早くなると思います。
経緯
今回のオンライン社会人大会の名称が、moaicupではなくm0aicupとなったのを見たとき「この感じでもじっていけば、ジャグリング可能な文字列にできるのでは?」と思ったのが発端
実践
ある文字列(正しくは36進数で表された数列)がジャグリング可能か判定する方法として、日本ジャグリング協会のHPに載っている方法があります。
例えば与えられた数字列が 7131 なら先頭から 1、2、3、4 を加え、(数字が4個あるから) 4 で割ったあまりを各桁について計算します。
日本ジャグリング協会HP https://www.juggling.jp/siteswap/intro/important.html
(7 + 1) ÷ 4 = 2 あまり 0
(1 + 2) ÷ 4 = 0 あまり 3
(3 + 3) ÷ 4 = 1 あまり 2
(1 + 4) ÷ 4 = 1 あまり 1
あまりが 0、3、2、1 と全て違う値になりましたので、7131 はジャグリング可能です。逆に1つでもあまりが同じ値になったときは、その数字列はジャグリング不可能です。ここで、割り算の答えである 2、0、1、1 はジャグリング可能かどうかとは関係がないことに注意してください。
イメージで言えば、初めに投げた7が落ちてくるポイントと、次に投げた1が落ちてくるポイント、さらにその次に投げた3、最後に投げた1が落ちてくるポイントが被らなければその数列はジャグリング可能というイメージです。
この方法を用いて”moaicup”を分析すると

iとuが被ってしまっています。そのため、moaicupはそのままではジャグリング不可能です。
これをジャグリング可能にする方法のひとつは「後ろに文字を追加する」です。
例えば、moaicupの後ろに何らかの文字(仮に@と置きます)が追加されたと仮定して、moaicup@を分析してみます

moaicupの各数値は被らなくなりました。あとは8文字目の@に他と重複しない数( @ + 8 ÷ 8 のあまりが3)を入れればOKです。(@ + 8 = 8n + 3 なので @ = 8n – 5)
候補としては、3,b,j,r,zです。。moaicupRとかにすれば今年流行りのFF7Rっぽくなるなとか、moaicupZだとドラゴンボールっぽいなとか色々頭をよぎりますが、冒頭に述べた通り今回はmoaicupをもじってジャグリング可能にすることを目指すため、この方法は使用しないことにします。
改めて現状を確認すると、moaicupのままだと4文字目のiと、6文字目のuが被ってしまってます。これを解決するには、iかuをあまりが7になる数値にすればOKです。
候補としては、以下になります。
i:3,a,h,o,v
u:1,8,f,m,t
どれももじりとしてはしっくりこないですね。。。仕方ないのでm0aicupに倣い、各文字をもじりながら他の手を探します。
(1)mをrnにする
(2)oを0にする
(3)iを1(数字のいち)にする
(4)iをl(アルファベットのエル)にする
(5)UをLI、L1にする
・・などいろいろ試してみた結果、(3)でヒットしました。
(3)を実施した後の分析結果は以下です。

2文字目のoと、4文字目の1が被っています。これを被らない数値(あまりが7)にする場合、候補は以下となります。
o:5,c,j,q,x
1:3,a,h,o,v
1の方は先のiと同じです。oの方、小文字だと違いますが大文字にすればOとQ。フォントによっては似ている。。はず。ということで採用です。